質量分析計
ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)による受託サービス
揮発性有機化合物の定性・定量分析を行います。
概要
ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)による、有機化合物の定性および定量分析を実施しております。
ガスクロマトグラフ(GC)に質量分析計(MS)を結合させた装置で、ガスクロマトグラフで分離された成分をイオン化(EI)し、質量分離部で分析対象イオンのみ透過させて検出器で測定します。
高い選択性で、高感度に分析することができ、揮発性化合物の分析や不純物の同定解析など幅広い対応が可能です。
原理
ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS/MS)は、ガスクロマトグラフで成分を分離し、電子イオン化(EI)法にて分子をイオン化させます。イオン化された分子は、1つ目の質量分離部に移送し、分析対象のイオン(プリカーサーイオン)のみ透過させて衝突室(CID)で、アルゴンなどのコリジョンガスによる衝突誘起解離を起こします。
そして、2つ目の質量分離部でさらに質量分離を行い、検出器で測定を行います。分子構造や分子量、成分量が測定でき、ガスクロマトグラフ質量分析計はライブラリーが充実しています。通常分析は、シングルモード(GC/MS)を使用し、マトリックスの多い試料でも安定した感度・マススペクトルが得られます。

用途
揮発性化合物の定性・定量分析
異物・不純物(有機化合物)の同定分析
加熱発生ガス・アウトガスの分析
生体試料中の薬物濃度測定
残留溶媒の分析
原材料中の微量不純物の分析
リチウムイオン二次電池の内部ガス分析
設備紹介
Agilent Technologies製
Agilent 7890B 5977B GC/MSD
●検出器:シングル四重極質量分析計
●温度範囲:~450℃
●質量範囲:m/z1.6~800
●イオン化法:EI
●前処理ユニット:加熱脱着システム島津製作所製
GCMS-TQ8030
【GC-MS/MS (ガスクロマトグラフ質量分析計)】
●検出器:トリプル四重極型質量分析計
●温度範囲:~350℃
●質量範囲:m/z1.5~1090
●イオン化法:EI
Q&A
- 分析方法の開発からお願いできますか?
- 弊社にメソッドが無い、実績が無い化合物でも、お受けすることは可能です。
- 標準物質やカラムは支給ですか?
- 弊社で準備しますので、サンプルのみご支給ください。
- サンプル量はどのくらい必要ですか?
- 前処理方法や下限値により変わりますが、液体は2~3mL、固体は2~3g程です。
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オペレーターが内容確認後に担当よりご連絡致しますので回答にはお時間をいただきます。