質量分析計
液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)による受託サービス
LC-MS/MSによる濃度測定を行います。
概要
液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS、LC-MS/MS)による、有機化合物の定性・定量分析を実施しております。
液体クロマトグラフ(HPLC)に量分析計(MS)を結合させた装置で、質量スペクトルによる分子構造や分子量の推定、成分の同定・定量の分析が可能です。
シングルとトリプル四重極、タンデム質量分析計を保有しており、質量分離で高い選択性・高感度に分析することができます。
原理
液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS、LC-MS/MS)は、高速液体クロマトグラフで物性の分離、MSで質量の分離、そしてMS/MSで分子構造の違いによる分離により、マトリックス成分の多い試料でも選択性よく高感度で分析することができます。
試料の分子をイオン化プローブ(ESI、APCI、APPI)によりイオン化(インターフェイス・イオン化部)し、質量分離部にて分離(プリカーサーイオンのみ透過)させます。トリプル四重極、タンデム質量分析計(MS/MS)では、質量分離部が2つ配置されており、その質量分離部の間に衝突室が配置され、アルゴンや窒素などの不活性ガスをイオンに衝突させて、開裂したイオン(プロダクトイオン)を2つ目の質量分離部でさらに分離し、検出部で検出します。

用途
アミノ酸、糖、有機酸の分析
微量添加剤の分析
不純物や汚染物質の分析
難揮発性有機化合物の分析
生体試料中の薬物濃度測定
試料表面の無機イオン付着汚染分析
分子量分布測定
設備紹介
島津製作所製
LCMS-2020
●検出器:シングル四重極型質量分析計
●質量範囲:m/z10~2000
●イオンソース:ESI島津製作所製
LCMS-8040
●検出器:トリプル四重極型質量分析計
●質量範囲:m/z10~2000
●イオンソース:ESI、APCISciex製
QTRAP 5500
●検出器:タンデム型質量分析計
●質量範囲:m/z5~1250
●スキャン速度:20,000Da/sec
●イオンソース:ESI、APCI
●スキャンモード:四重極スキャン、リニアイオントラップスキャン
Q&A
- 分析方法の開発からお願いできますか?
- 弊社にメソッドが無い、実績が無い化合物でも、お受けすることは可能です。
- 標準物質やカラムは支給ですか?
- 弊社で準備しますので、サンプルのみご支給ください。
- サンプル量はどのくらい必要ですか?
- 前処理方法や下限値により変わりますが、液体は2~3mL、固体は2~3g程です。
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オペレーターが内容確認後に担当よりご連絡致しますので回答にはお時間をいただきます。