受託試験

治具作製から前段取り、規格・特殊試験にわたり、R&Dに関わる信頼性評価をワンストップで対応します。

環境試験による受託サービス

冷熱衝撃試験/ヒートショック試験

気槽式/温度範囲-70℃⇔200℃を中心に、計30台以上の冷熱衝撃試験機を保有しています。

概要

冷熱衝撃試験(ヒートショック試験)の委託先にお困りではありませんか?

JTLは総合受託会社として、気槽式/温度範囲-70℃⇔200℃を中心に、計30台以上の冷熱衝撃試験機を保有しています。

自動車部品、電子機器、航空機部品などの冷熱衝撃試験、JIS等の規格に準拠した試験など、様々な条件の受託試験に対応します。ISO/IEC 17025試験所認定を取得しており、公正且つ再現性の高い冷熱衝撃試験が対応可能です。

また、試験で起こり得る樹脂やはんだに発生するクラック確認・ウィスカ観察や、自動車の電子化に伴う車載電子機器の入出力特性確認など、試験準備から試験後の評価まで一貫した受託サービスが可能です。

外部委託先・試験場をお探しの方は是非ご依頼ください。

原理

冷熱衝撃試験装置は予熱槽と予冷槽、テストエリアで構成されています。
ダンパーの開閉を交互にで切り替え、テストエリアへ風を吹き込み連続的且つ急激な熱ストレスを与えます。

冷熱衝撃試験-2.gif

特徴

幅広いラインナップ(日立製・ETAC製・エスペック製 保有設備は計30台以上)

汎用規格~カーメーカ規格の冷熱衝撃試験に対応可能です。3ゾーン方式に対応したダンパ式タイプを約30台、昇降式タイプを1台所有しており、サンプルサイズや移行時間に沿った試験機にて実施可能です。
愛知県春日井市・神奈川県海老名市・茨城県水戸市・岐阜県大垣市の4拠点に複数台保有しているため、試験実施までをスムーズにご案内できます。

一貫した評価委託が可能

サンプル投入・取り出し等の付帯作業や経過確認はもちろんのこと、浸透探傷剤を用いたクラック確認や顕微鏡を用いたクラック、ウィスカ確認が可能です。
また、はんだ部のクラック確認に必要とされるはんだ断面観察、クラック率測定も対応可能です。

ISO/IEC 17025試験所認定を取得

お客様から信頼いただける試験所であるため、認定機関の国際組織であるILAC(国際試験所認定協力機構)に加盟するPJLA(ペリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション)による、冷熱衝撃試験の試験所認定(登録認定)を取得しています。

*試験所認定とは・・・
特定の種類の試験(電気試験、機械・物理試験、化学試験、食品試験等)、及び校正(電磁気量、幾何学量、力学量、熱力学量等)を実施する試験所の技術能力を証明する手段の一つです。 JAB(日本適合性認定協会)は国際規格「ISO/IEC 17025(試験及び校正を行う試験所の能力に関する一般要求事項)」に基づき、試験所・校正機関の審査を行い、試験又は校正を行う能力を有していることを認定する機関です。 試験所認定は能力のある試験所の正式な承認であることから、顧客ニーズを満足する信頼性のある選定するための簡便な手段を顧客に提供しています。試験所には第三者機関としての試験所と企業内の試験所がありますが、両者とも試験所認定を取得することができます。世界の多くの国が、試験所・校正機関の技術的能力を判断するために試験所認定を判断基準として用いており、JABの認定した試験所の試験報告書は相互承認に基づき、世界に通用します。(※JABホームページより抜粋)

技術事例

試験中の取得データ

・槽内およびサンプルの温度プロファイル
・指定サイクル毎のサンプル写真
・電流・電圧・抵抗モニタリングデータ(定期報告も承ります)

ウィスカ評価試験

試験体に冷熱衝撃試験や恒温恒湿試験を実施し、ウィスカ発生の有無の評価が可能です。
【PDF】ウィスカ評価試験

試験後の各種観察

・CCDや顕微鏡を用いた基板部品、ハンダ表面断面観察、ウィスカ観察および測長
CCD(デジタルマイクロスコープ)

設備一覧

型番 寸法 温度範囲 所有事業所
メーカー      
NT2050W
ETAC製
W700×H500×D600mm 高温側:60~200℃
低温側:-65~0℃
春日井
水戸
NT2030W
ETAC製
W700×H500×D600mm 高温側:60~200℃
低温側:-65~0℃
春日井
NT1050W
ETAC製
W370×H500×D400mm 高温側:60~200℃
低温側:-65~0℃
春日井
NT1250W
ETAC製
W650×H500×D400mm 高温側:60~200℃
低温側:-65~0℃
春日井
NT1230W
ETAC製
W650×H500×D400mm 高温側:60~200℃
低温側:-65~0℃
春日井
NT1031W
ETAC製
W370×H500×D400mm 高温側:60~200℃
低温側:-65~0℃
春日井
神奈川
TSA-101S-W
エスペック製
W650×H460×D370mm 高温側:60~200℃
低温側:-70~0℃
春日井
TSA-103ES-W
エスペック製
W650×H460×D370mm 高温側:-60~200℃
低温側:-70~0℃
春日井
TSA-203ES-W
エスペック製
W650×H460×D670mm 高温側:60~200℃
低温側:-70~0℃
浅西
TSA-101-W
エスペック製
【昇降式】
W710×H345×D410mm
高温側:60~205℃
低温側:-77~0℃
春日井
T/120/V2
Weiss Technik製
【昇降式】
W470×H410×D650mm
耐荷重:50kg
高温側:50~220℃
低温側:-80~70℃
春日井

設備ラインナップ

  • ETAC製

    NT2050W

    ●試験機内寸法:W700×H500×D600mm
    ●温度範囲(高温側):60~200℃
         (低温側):-65~0℃
    ●所有台数:6台
    ●所有事業所:春日井事業所、水戸事業所

  • ETAC製

    NT2030W

    ●試験機内寸法:W700×H500×D600mm
    ●温度範囲(高温側):60~200℃
         (低温側):-65~0℃
    ●所有事業所:春日井事業所

  • ETAC製

    NT1050W

    ●試験機内寸法:W370×H500×D400mm
    ●温度範囲(高温側):60~200℃
         (低温側):-65~0℃
    ●所有事業所:春日井事業所

  • ETAC製

    NT1250W

    ●試験機内寸法:W650×H500×D400mm
    ●温度範囲(高温側):60~200℃
         (低温側):-65~0℃
    ●所有台数:3台
    ●所有事業所:春日井事業所

  • ETAC製

    NT1230W

    ●試験機内寸法:W650×H500×D400mm
    ●温度範囲
    (高温側):60~200℃
    (低温側):-65~0℃
    ●所有台数:3台
    ●所有事業所:春日井事業所

  • ETAC製

    NT1031W

    ●試験機内寸法:W370×H500×D400mm
    ●温度範囲
    (高温側):60~200℃
    (低温側):-65~0℃
    ●所有台数:3台
    ●所有事業所:春日井事業所、神奈川事業所

  • エスペック製

    TSA-101S-W

    ●試験機内寸法:W650×H460×D370mm
    ●温度範囲
    (高温側):60~200℃
    (低温側):-70~0℃
    ●所有事業所:春日井事業所

  • エスペック製

    TSA-103ES-W

    ●試験機内寸法:W650×H460×D370mm
    ●温度範囲:
    (高温側):60~200℃
    (低温側):-70~0℃
    ●所有事業所:春日井事業所

  • エスペック製

    TSA-203ES-W

    ●試験機内寸法:W650×H460×D670mm
    ●温度範囲
    (高温側):60~200℃
    (低温側):-70~0℃
    ●所有台数:10台
    ●所有事業所:春日井事業所

  • エスペック製

    TSA-101-W

    昇降式冷熱衝撃試験機
    ●試験機内寸法:W710×H345×D410mm
    ●温度範囲
    (高温側):60~205℃
    (低温側):-77~0℃
    ●所有事業所:春日井事業所

  • Weiss Technik製

    T/120/V2

    昇降式冷熱衝撃試験機
    ●試験機内寸法:W470×H410×D650mm
    ●温度範囲
    (高温側):50~220℃
    (低温側):-80~70℃
    ●耐荷重:50kg
    ●所有事業所:春日井事業所

Q&A

Q.データはどのような形式でいただけますか?

A.基本は弊社フォーマットにて報告書を作成し、PDF形式でご提出します。提出形式にご要望ありましたら、お気軽にご相談ください。

Q.製品の最大寸法・重量物はどの程度まで可能ですか?

A.弊社所有設備の最大内寸および耐荷重は、W650×H460×D670、槽耐荷重50kg、棚耐荷重5kgです。

Q.エレベータ(移動)式の冷熱槽はありますか?

A.はい、国内メーカーおよび欧州メーカー(’22年度導入予定)の設備を所有しています。

Q.昇温・降温の時間を設定できますか?

A.冷熱衝撃試験機では設定できません。事前に製品温度プロファイルを測定し、時間確認をお勧めします。
なお、昇降温設定が必要な際は弊社所有の急速恒温槽で実施可能な場合がありますので、お気軽にご相談ください。(急速恒温槽仕様:昇温23℃/min、降温18℃/min)

評価業務にお困り事はございませんか?

JTLはお客様の頼れるパートナーとして、
シチュエーションに応じた迅速丁寧な対応を心がけております。
どんな些細なことでも構いませんので、
まずは下記のメールフォームよりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら