受託分析

カーエレクトロニクスやライフサイエンスの分析・解析で研究開発をサポートします。

化学分析による受託サービス

ICP-AES(ICP発光分析)

ICP発光分析装置(ICP-AES)を用いて、低濃度から高濃度までの無機元素分析を実施します。

概要

ICP発光分析/ICP-AES分析の委託先にお困りではありませんか?

JTLは総合受託会社として、ICP発光分析装置(ICP-AES)を用いて、主成分元素から微量成分元素までの定性・定量分析を行います。ICP-AESは、高温アルゴンプラズマ中に霧状にした試料を導入し、発生する光を分光器で元素特有のスペクトルに分けて、波長から定性を強度から定量分析を行う装置です。検量線範囲が56桁のダイナミックレンジで含有量に差がある場合でも同時多元素分析が可能です。無機元素の定性分析、微量元素の定量分析、多元素同時分析を行うことができます。

外部委託先・試験場をお探しの方は是非ご依頼ください。

原理

ICP発光分析装置(ICP-AES)は、高温アルゴンプラズマ中に液体試料を霧化して導入し、熱エネルギーにて励起されて、光が発生します。そして、その光を分光器で元素特有のスペクトルに分けて、波長により定性、強度により定量を行います。発光分析法は相対分析のため、既知濃度の元素標準液と強度を比較して、測定試料の濃度を測定します。

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技術事例

金属の定量分析

金属のJIS規格分析は、ICP等を用いて評価します。
サンプルや対象元素に合わせて、マイクロウェーブや灰化で処理して最適な前処理を実施します。定性分析および標準を使用した定量分析・同位体分析で、ppb~pptレベルで分析が可能です。

<主な使用用途>
完成品が要求仕様を満足しているかの確認、他社品の調査、不具合時の成分比確認、開発品の化学的評価

清浄度測定

ICP(陽イオン)とIC(陰イオン)の測定により、製品の洗浄効果や残留塩類などを定量化し、工程改善に役立てます。製品の大きさや管理値により、各種抽出方法をご提案します。
※ICも保有していますので、一括で委託可能です。

<測定対象イオン>
陽イオン:Li⁺、Na⁺、Mg²⁺、K⁺、Ca²⁺
陰イオン:F⁻、Cl⁻、NO₂⁻、Br⁻、NO₃⁻、PO₄³⁻、SO₄²⁻

<主な使用用途>
電子基板などの清浄度試験 (NaやCl汚染度)、洗浄工程の効果確認、残留塩類の定量化

岩石・セラミックの元素分析

岩石やセラミックスの元素分析は、ICP等を用いて分析し酸化物換算濃度で表記します。

<主な使用用途>
完成品の確認、未知化合物の精密定量、開発品、不具合品の成分比確認、リサイクル品のレアメタル、有害物確認

設備ラインナップ

  • SPECTRO製

    SPECTRO BLUE(FMX26)

    ●タイプ:マルチチャンネルタイプ
    ●分光器:ORCA
    ●波長範囲:167~770nm
    ●検出器:リニアCCD
    ●所有事業所:本社

Q&A

Q.データはどのような形式でいただけますか?

A.基本は弊社フォーマットにて報告書を作成しますが、ご希望があれば貴社フォーマットでのデータの提出も可能です。また写真の元データもJPEG・BMP・TIFFの形式で提出可能です。

Q.ICP-MSとICP-AESの違いを教えてください。

A.基本的な原理は同じですが、検出方法、検出限界値、得意とする元素などが異なります。ICP-MSの方が高精度ですが、Ca、Na、Mgなどの軽元素の分析はICP-AESの方が適しています。弊社はICP-MSも保有していますので、一括で委託可能です。

Q.生体試料の分析は可能ですか?

A.血液や各種臓器、尿、皮膚、毛髪など、様々な生体試料サンプルに対応可能です。

Q.サンプル量はどのくらい必要ですか?

A.前処理方法や下限値により変わりますが、液体は2~3mL、固体は2~3g程です。

評価業務にお困り事はございませんか?

JTLはお客様の頼れるパートナーとして、
シチュエーションに応じた迅速丁寧な対応を心がけております。
どんな些細なことでも構いませんので、
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