元素分析装置
ICP発光分析装置(ICP-AES)による受託サービス
低濃度から高濃度までの無機元素分析を実施します。
概要
ICP発光分析装置(ICP-AES)による、主成分元素から微量成分元素までの定性・定量分析を実施しております。
高温アルゴンプラズマ中に霧状にした試料を導入し、発生する光を分光器で元素特有のスペクトルに分けて、波長から定性を強度から定量分析を行う装置です。
検量線範囲が5~6桁のダイナミックレンジで含有量に差がある場合でも同時多元素分析が可能です。
無機元素の定性分析、微量元素の定量分析、多元素同時分析が行えます。
原理
ICP発光分析装置(ICP-AES)は、高温アルゴンプラズマ中に液体試料を霧化して導入し、熱エネルギーにて励起されて、光が発生します。
そして、その光を分光器で元素特有のスペクトルに分けて、波長により定性、強度により定量を行います。
発光分析法は相対分析のため、既知濃度の元素標準液と強度を比較して、測定試料の濃度を測定します。

用途
水溶液中の多元素の分析
製品中に含まれる有害元素分析
生体試料中の微量元素の分析
医薬品や食品中の不純物分析
材料中の無機分析
設備紹介
SPECTRO製
SPECTRO BLUE(FMX26)
●タイプ:マルチチャンネルタイプ
●分光器:ORCA
●波長範囲:167~770nm
●検出器:リニアCCD
Q&A
- ICP-MSとICP-AESの違いは?
- 基本的な原理は同じですが、検出方法、検出限界値、得意とする元素などが異なります。
ICP-MSの方が高精度ですが、Ca、Na、Mgなどの軽元素の分析はICP-AESの方が適しています。 - 必要なサンプル量は?
- 前処理方法や下限値により変わりますが、液体は2~3mL、固体は2~3g程です。
- 生体試料の分析は可能ですか?
- 血液や各種臓器、尿、皮膚、毛髪など、様々な生体試料サンプルに対応可能です。
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