受託分析

カーエレクトロニクスやライフサイエンスの分析・解析で研究開発をサポートします。

化学分析による受託サービス

カールフィッシャー水分測定(電量滴定法)

カールフィッシャー水分計を用いて、固体や液体の試料中の水分測定を実施します。

概要

カールフィッシャー法による水分測定の委託先にお困りではありませんか?

JTLは総合受託会社として、カールフィッシャー水分計を用いた水分測定に対応しています。水分の測定方法には乾燥法やカールフィッシャー法、赤外線吸収法、誘電率法など様々な手法がある中で、カールフィッシャー法は信頼度の高い測定方法です。ヨウ素が水と選択的に反応することを利用した滴定装置の一種です。水分の検出感度が非常に高く、微量水分の測定に適しています。JTLでは、水分気化装置を併用することにより、粉末や固体試料の微量水分測定も可能です。

外部委託先・試験場をお探しの方は是非ご依頼ください。


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原理

水は塩基とアルコールの存在下でヨウ素及び二酸化硫黄と定量的に反応します。
H₂O+I₂+SO₂+CH₃OH+3RN→[RNH]SO₄CH₃+2[RNH]I ・・・(1) RN:塩基

電量滴定法では、陽極液のヨウ素イオンを電気分解させてヨウ素を発生させます。
発生したヨウ素はファラデーの法則に従って、電気量に比例します。
(1)式からヨウ素と水は1:1で反応するため、滴定に要した電気量から水分量を求めることが可能です。

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特徴

「直接導入法」により、液体試料の微量水分測定が可能

液体試料を測り取り、カールフィッシャー水分計に直接導入します。
<主な使用用途>アルコールなどの溶媒中の水分測定、油中の水分測定(石油や重油)

「加熱気化法」により、粉末や固体試料の微量水分測定が可能

粉末や固体試料に含まれている水分を水分気化装置にて高温加熱し、水分を気化させます。
気化した水分は、カールフィッシャー水分計にて測定します。
<主な使用用途>鉱物中に含まれる水分の測定、無機塩中に含まれる水分の測定

設備ラインナップ

  • 京都電子工業製

    MKC-710M

    ●測定方式:カールフィッシャー電量滴定式
    ●測定範囲:100μg~300mg(水分量/臭素量)
    ●終点判断方法:ドリフト安定判断(設定可)または測定制限時間設定
    ●使用環境:周囲温度 5~35℃
    ●使用環境:相対湿度 85%RH以下(但し結露しないこと)
    ●所有事業所:本社

  • 京都電子工業製

    高温用水分気化装置ADP-512S

    ●加熱温度範囲:50℃~1000℃
    ●温度設定精度:設定値±10℃(設定温度300℃以上において)
    ●ガス流量:100~300mL/min
    ●キャリアガス:窒素ガス、空気
    ●加熱管:石英ガラス製
    ●試料ボード:石英ガラス製
    ●所有事業所:本社

Q&A

Q.データはどのような形式でいただけますか?

A.基本は弊社フォーマットにて報告書を作成しますが、ご希望があれば貴社フォーマットでのデータの提出も可能です。また写真の元データもJPEG・BMP・TIFFの形式で提出可能です。

Q.どのような物質でも測定できますか?

A.ケトン類や油以外の液体試料または脱水溶剤に可溶な試料であれば対応可能です。
また、金属や無機塩類などの固体試料も対応可能です。

Q.固体試料の形状に制限はありますか?

A.長さは5cm程以下、直径は1.5cm程以下であれば対応可能です。

Q.サンプル量はどのくらい必要ですか?

A.液体は10ml程度、固体は10g程度です。

評価業務にお困り事はございませんか?

JTLはお客様の頼れるパートナーとして、
シチュエーションに応じた迅速丁寧な対応を心がけております。
どんな些細なことでも構いませんので、
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