受託試験

治具作製から前段取り、規格・特殊試験にわたり、R&Dに関わる信頼性評価をワンストップで対応します。

材料試験による受託サービス

硬さ試験(マイクロビッカース/ビッカース/デュロメータ/ロックウェル)

硬さ試験機を用いて、試料の材質・構造に合わせた硬度測定を行います。

概要

硬度試験(マイクロビッカース硬度試験/ビッカース硬度試験/デュロメータ硬度試験/自動微小硬度試験/ロックウェル硬度試験)の委託先にお困りではありませんか?

JTLは総合受託会社として、各種硬度試験機を用いて、材料物性評価の一つである硬度試験を実施します。硬さ試験は試料の材質や構造によって評価方法が異なるため、試験機器・試料調整・測定条件を適切に選定することが重要です。JTLではビッカース硬さやデュロメータ硬さを中心に様々な硬さ評価に対応しているため、試料・試験目的に合った評価データをご提供することができます。

また、硬度測定用の断面試料作製や、その他の材料物性評価、観察、分析、測定にも対応していますので、複数の工程にわたる解析・評価を一括で委託いただけます。

外部委託先・試験場をお探しの方は是非ご依頼ください。

特徴

金属から樹脂まで様々な材料の評価が可能

金属・セラミック・プラスチック・ゴム(一般ゴム・硬質ゴム)・エラストマー(中硬さ・高硬さ)まで幅広く対応可能です。
※一部の材料、構造体にはご対応できないことがあります。

薄膜・微小領域・低荷重の測定にも対応

マイクロビッカース硬さ試験機は試験力を0.4903mNから19610mNまで任意で選択ができるため、コーティングやメッキのような薄い膜や、ICのボンディングパッドや金属組織の結晶粒のような小さな面の測定が可能です。

切断・研磨などの試料調整も実施

硬度測定を正確に行うには、試料調整により試料を成形し、測定面を平滑にする必要があります。試料調整に必要な切断・樹脂包埋・研磨にも対応しています。

技術事例

鉄鋼材の焼入れ深さの確認

断面試料を作製し、外周部から内部へ定ピッチで硬さ測定をします。

溶接部周辺の熱影響の確認

断面試料を作製・エッチングをし、溶接部周辺を定ピッチで硬さ測定をします。

設備ラインナップ

  • アカシ製

    ビッカース硬度試験機 AVK-C2

    ●試料台寸法:X125mm×Y125mm
    ●負荷荷重:1、2、5、10、20、30、50kgf
    ●荷重時間:5、10、15、20、25、30sec
    ●所有事業所:豊田事業所

  • ミツトヨ製

    マイクロビッカース硬度試験機 HM-221

    ●準拠規格:JIS Z 2244
    ●試料台寸法:X100mm×Y100mm
    ●最大対応試料高さ:133mm
    ●試験力範囲:0.05gf~2kgf(0.4903mN~19,610mN)
    ●試験力保持時間:0sec~999sec(1秒単位で設定)
    ●対物レンズ:×10、×50、×100
    ●所有事業所:本社

  • ミツトヨ製

    マイクロビッカース硬度試験機 HM-220B

    ●準拠規格:JIS Z 2244
    ●試料台寸法:X100mm×Y100mm
    ●最大対応試料高さ:65mm
    ●試験力:0.05gf~2kgf(0.4903mN~19,610mN)
    ●試験力保持時間:0sec~999sec(1秒単位で設定)
    ●対物レンズ:×10、×50、×100
    ●所有事業所:豊田事業所

  • ASKER製

    デュロメータ硬度試験機(ゴム硬度計)

    アスカーD型
    ●準拠規格:JIS K 6253、JIS K 7215、ISO 868、ASTM D 2240 等
    ●用途:硬質ゴム、硬質プラスチック等
    ●測定目盛:0度~100度(262度目盛)
    ●最小目盛:1度(検定精度±1度)

    アスカーA型
    ●準拠規格:JIS K 6253、JIS K 7215、ISO 868、ASTM D 2240 等
    ●用途:一般ゴム、軟質プラスチック等
    ●測定目盛:0度~100度(262度目盛)
    ●最小目盛:1度(検定精度±1度)

    アスカーC型
    ●準拠規格:JIS K 7312、JIS S 6050
    ●用途:軟質ゴム、ウレタンフォーム、スポンジ、フィルムロース、陶土等
    ●測定目盛:0度~100度(262度目盛)
    ●最小目盛:1度(検定精度±1度)

    定圧荷重器 CL-150M
    ●搭載試料サイズ:X150×Y140×Z約50mm
    ●測定荷重:1,000g、1,250g、5000g

    ●所有事業所:神奈川事業所

  • マツザワ製

    自動微小硬度試験機 AMT-X7FS

    ●準拠規格:JIS Z 2244
    ●試料台寸法:110×110mm
    ●負荷荷重:1、3、5、10、25、50、100、200、300、500、1,000、2,000gf
    ●保持時間:5~99sec
    ●最大試料高さ:90mm
    ●対物レンズ:×50、×100
    ●所有事業所:本社

  • フューチュアテック製

    ロックウェル硬度試験機 FR-1e

    ●準拠規格:JIS B 7726
    ●試料台寸法:X155mm×Y155mm
    ●最大対応試料高さ:190mm
    ●試験荷重:60,100,150kg
    ●試験力保持時間:1~99sec(1秒単位で設定)
    ●所有事業所:名古屋事業所

Q&A

Q.データはどのような形式でいただけますか?

A.基本は弊社フォーマットにて報告書を作成しますが、ご希望があれば貴社フォーマットでのデータの提出も可能です。

Q.試料又は試験対象層の厚みはどれぐらい必要ですか?

A.試料の材質と使用する試験機によって異なりますが、ビッカース硬さでは、ビッカース圧痕のくぼみの対角線長さの1.5倍以上の厚さが必要です。デュロメータ硬さ(タイプA・D)では、基本的には6mm以上の厚みが必要ですが、HDD40以上であれば2mm以上でも問題ありません。

Q.近接した箇所を連続して測定する場合、0.1mmピッチでも測定は可能でしょうか?

A.試料の材質と使用する試験機によって異なりますが、ビッカース硬さでは、測定の間隔は対角線長さの4倍以上必要です。従って、仮に対角の長さがd=0.025mmの場合、0.1mmピッチでの測定を行うことができます。ただし、軟らかい試料や亀裂の入りやすい試料の可否については圧痕の大きさに依存するため、まずはお問い合わせ下さい。デュロメータ硬さでは、試料の縁からの距離もしくは測定箇所間の距離で12mm以上が必要です。

評価業務にお困り事はございませんか?

JTLはお客様の頼れるパートナーとして、
シチュエーションに応じた迅速丁寧な対応を心がけております。
どんな些細なことでも構いませんので、
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