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2022.07.13
技術ブログ
製品を3Dスキャンすることで3DCADデータを作成するリバースエンジニアリング。
主にパターン投影法やレーザー切断方式を用いて点群データを取得する3Dスキャナが利用されています。
非常に高精度で点群データの取得ができるため、リバースエンジニアリングの参照データとしては有効です。
但し「カメラで見えない箇所のデータが取得できない」「透明な部材のデータ取得が難しい」など
実際にデータを取ろうと思うと様々な問題が出てきます。
X線CT装置を使用することでそういった問題を解決できます。
製品を回転させながらX線を照射することで、360度あらゆる方向の透過画像を得ることができ、
透過画像をデジタルデータとして再構築することで3次元的な座標データの取得が可能です。
また、透過画像から3次元形状を取得するため、
奥まった形状や組み立て品の内部形状まで点群データの取得が可能です。
X線が透過できれば像を得られるため部材が透明でも問題ありません。
▲ X線CT観察データ
組付け状態でCTスキャンを行うことで内部の部品まで3次元情報を得ることができ、
stlデータとして出力することが可能です。
あとは部品ごとのstlデータを参照しながらモデリングを行うことでリバースエンジニアリングの完了です。
▲ X線CTからリバースしたCADデータ
▲ X線CTを活用したリバースエンジニアリングイメージムービー
弊社では様々なご要望にお応えできるよう、
多くの種類の接触式測定機・非接触式測定機・X線CT装置を保有しております。
お困りの際はぜひ弊社をご活用ください。
設備詳細ページ
リバースエンジニアリング X線CT
キーワード
3DCAD、ATOS、リバースエンジニアリング、3Dスキャナ
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JTLはお客様の頼れるパートナーとして、
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