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2026.07.20
技術ブログ
3Dスキャナーで取得した形状データ(メッシュデータ)は、部品の再製作や図面化、設計変更の検討など、
さまざまな場面で活用されています。
ただし、スキャンして得られるメッシュデータをそのままでは、設計や製造の現場で使いにくいケースもあります。
そこで重要になるのが、メッシュデータを用途に応じてモデル化することです。
本記事では、モデル化(リバースエンジニアリング)の実務でよくある流れと、基本的な考え方をご紹介します。
3Dスキャンで取得したメッシュデータは、一般的にSTLなどの形式で出力されます。
メッシュデータは形状を細かい三角形の集合体として表現するため、形状確認や比較評価には非常に便利です。
一方で、設計変更や図面化など、次工程の用途によっては、メッシュデータでは使いにくい場面があります。
このような場合には、設計意図や使用目的を踏まえてCADモデルへ再構築する作業が必要になります。
1. 現物の3Dスキャン
対象物を3Dスキャンし、形状データをメッシュデータとして取得します。
2. メッシュ編集
取得したメッシュデータに含まれるノイズや欠損を修正し、CAD化に向けた前処理を行います。
3. モデリング工程
整えたメッシュデータをもとに、CADデータとして使える形状へ再構築します。
4. 偏差確認
完成したモデルと元のメッシュデータを比較し、形状の差異を確認し報告書として提出します。

モデル化の方法は、用途や目的によって選択が変わります。
リバースエンジニアリングでは、編集しやすさを重視した面構築、複雑形状の再現に適した自動サーフェス、そして両者を組み合わせたハイブリッドモデリングといった方法があります。
必要な再現性や後工程での使いやすさに応じて、最適な作り方を選ぶことが重要です。
1. 面構築
再製作・図面化したい場合に適した手法
加工や寸法定義をしやすいように、基準面や寸法がわかりやすいモデル構成にします。 後から編集しやすいデータが必要な場合に適しています。
2. 自動サーフェス
現物形状を確認・評価したい場合に適した手法
スキャンデータの形状を反映し、お客様自身が使用されているCADソフトでの確認や干渉チェックを行いやすいモデルを作成します。 複雑な形状や自由曲面の再現に向いています。
3. ハイブリッドモデリング
解析・設計検討に使いたい場合に適した手法
後で編集が必要な形状は面構築で作成し、編集不要な形状は自動サーフェスで作成することで、
納期やコストを考慮した効率的なモデル作成が可能です。
このように、同じ現物をスキャンしても、用途が違えば最適なモデル化の方針も変わります。
JTLでは、3Dスキャンによる形状取得だけでなく、その後のメッシュ編集、リバースエンジニアリング、偏差評価まで一貫して対応しています。「現物をCADにしたい」「再製作用のデータがほしい」「どこまで再構築すべきかわからない」といった段階からでもご相談可能です。
サイズ、精度、用途など、条件をお伝えいただければ、対象物に適した測定方法とCAD化のご提案ができます。
リバースエンジニアリングをご検討の際は、お気軽にご相談ください。
設備詳細ページ
リバースエンジニアリング 光学式3Dスキャナ(ATOS)測定
キーワード
3Dスキャン、非接触測定、リバースエンジニアリング、CAD化、モデル化、メッシュデータ、STLデータ
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