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2025.06.06
技術ブログ
サンプルの厚みを測定する際、3Dスキャンした測定データがあれば
製品全体の広い範囲で余肉・欠肉の評価が容易に行うことができます。
肉厚測定はポイント測定よりも短時間で広範囲を測定し、全体の傾向・肉厚分布が確認できます。
緑が規格値付近、赤が余肉、青が欠肉を表しています。
このサンプルの場合は、製品中央付近の濃い青部分が欠肉傾向とわかり、
欠肉箇所の範囲も一目で特定できます。
厚み分布カラーマップは通常のカラーマップ照合と違い、
設計図面の3D CADモデルをお持ちでなくても評価が可能です。
また、厚み分布は製品の反り・たわみの影響を受けにくい評価です。
3D CADでは平らな想定の面でも、実際のサンプルは反りが激しい場合など、
3D CADモデルとの比較では肉厚の差が正しく把握できないことがあります。
そういった場合は肉厚分布から規格値との差分データを作成し、
規格値に対する余肉・欠肉をカラーマップで表示することが可能です。
例えば肉厚公差が±0.1mmの場合、
濃い赤・濃い青で表示される面が公差外であると一目でわかる評価結果が作成できます。
キャリパーゲージで測定するには大きすぎるサンプルや、
接触圧で変形してしまうような柔らかいサンプルのNG箇所の特定など
お困りの場合はぜひ弊社へご相談ください。
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設備詳細ページ
光学式3Dスキャナ(ATOS)測定
キーワード
3Dスキャン、形状測定、厚み測定、厚み分布、カラーマップ評価、規格値との差分、3Dモデル、ベンチマークテスト、NG判定
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