受託試験

治具作製から前段取り、規格・特殊試験にわたり、R&Dに関わる信頼性評価をワンストップで対応します。

振動試験による受託サービス

衝撃試験

製品の輸送中または使用過程で生じる様々な衝撃事象を再現する衝撃試験機をラインナップ

概要

衝撃試験の委託先にお困りではありませんか?

JTLは総合受託会社として、協力会社と連携し衝撃試験機を用いて、小型電子部品から大型製品まで様々な製品の耐衝撃性を評価します。

衝撃試験とは、製品に規定の衝撃パルスを印可することで、製品の機械的強度を評価する試験です。製品安全性、強度脆弱性評価や品質管理などの目的で実施され、自動車、精密機器、家電、航空宇宙、医療機器および各種電子部品など様々な分野にて実施されています。

神栄テクノロジーの受託試験用衝撃試験機ASQ-500は、他社にはない落下高さ2mの試験機構造により、作用時間の長い(最長40ms)の衝撃パルスが発生できます。

PDST-230では小型電子部品向けに要求される超高加速度の衝撃試験に対して、最大30,000Gまでの衝撃パルスが発生可能です。HDST-230では、電子基板を中心とする衝撃試験に適したテーブルサイズを用意し、各種試験規格に沿った衝撃パルスが発生できます。[適合規格例:JIS C 60068-2-27、IEC60068-2-27、JEDEC(JESD22-B111)]

外部委託先・試験場をお探しの方は是非ご依頼ください。

【関連サービス】
振動試験/衝撃振動試験

原理

衝撃試験では、規定の最大加速度および作用時間の衝撃パルスを、衝撃テーブル上に発生させます。このとき、最大加速度は衝撃テーブルの落下高さおよび衝突面の緩衝体(弾性体)によって調整します。また作用時間は、緩衝体の弾性特性を変更することで変更可能となります。神栄テクノロジーの衝撃試験機の特徴として、緩衝体の弾性特性を容易に調整できる特殊機構(緩衝可変機構)により、試験条件が複数ある場合でも迅速に衝撃試験条件を切り替えることができます。

原理.png

特徴

長作用時間の衝撃パルス発生

衝撃試験機ASQ-500は、落下高さ自動車部品に要求される長作用時間(最大40ms)の衝撃パルスを実現できます。

超高加速度衝撃試験対応

衝撃試験機PDST-230では、小型電子部品の衝撃試験に特化した、最大30,000Gの衝撃試験が実現できます。繰り返し性・再現性も高く、信頼性の高い衝撃試験が可能です。

幅広い衝撃試験用途に対応するラインナップ

小型部品~大型モジュール機器まで幅広い製品、要求に対応できるよう、低加速度から高加速度の衝撃パルスが発生できるモデルをラインナップしています。

技術事例

衝撃パルスのリアルタイム表示

加速度ピックアップで計測された衝撃パルスは、試験機付属の専用モニタにてリアルタイムに表示されます。衝撃パルスはご要望に応じて、テキスト出力が可能です。

衝撃応答スペクトル解析

専用ソフトウェアの解析機能により、衝撃パルスから衝撃応答スペクトル(SRS)を算出することができます。衝撃応答スペクトルとは、発生した衝撃パルスが製品の各部品(様々な一自由度のバネマス系)へどのように伝搬するかを解析する手法であり、各バネマス系に生じる最大加速を数値解析します。これにより、衝撃パルスの製品への影響をより詳しく評価できます。SRSはご要望に応じて、テキスト出力が可能です。

連続試験データ

連続試験時の試験データリスト(最大加速度、作用時間、速度変化、カットオフ周波数)を出力できます。

設備一覧

型番 テーブルサイズ 衝撃加速度範囲 作用時間範囲
メーカー 最大試供品    
ASQ-500
神栄テクノロジー製
500×500mm
75㎏
10~600G (正弦半波)
10~150G (台形波)
3~40ms (正弦半波)
5~60ms (台形波)
HDST-230HS
神栄テクノロジー製
230×230mm
10kg
300~3,000G (正弦半波) 0.5ms、1ms、2ms (正弦半波)
PDST-230+HGP-150
神栄テクノロジー製
150×150mm
5kg
3,000~30,000G (正弦半波) 0.05~0.2ms (正弦半波)

設備ラインナップ

  • 神栄テクノロジー製

    ASQ-500

    ●最大供試品:75㎏
    ●テーブルサイズ:500×500mm
    ●衝撃加速度範囲:10~600G (正弦半波)
             10~150G (台形波)
    ●作用時間範囲:3~40ms (正弦半波)
            5~60ms (台形波)

  • 神栄テクノロジー製

    HDST-230HS

    ●最大供試品:10kg
    ●テーブルサイズ:230×230mm
    ●衝撃加速度範囲:
     300~3,000G (正弦半波)
    ●作用時間範囲:
     0.5ms、1ms、2ms (正弦半波)

  • 神栄テクノロジー製

    PDST-230+HGP-150

    ●最大供試品:5kg
    ●テーブルサイズ:150×150mm
    ●衝撃加速度範囲:
     3,000~30,000G (正弦半波)
    ●作用時間範囲:0.05~0.2ms (正弦半波)

Q&A

Q.事前に試験サンプルを試験所に発送可能でしょうか。また返送も可能でしょうか。

A.可能です。試験は協力会社で実施するため、試験前日着で弊社指定の住所までご発送ください。また、返送も可能です。

Q.試験サンプルのみを発送し、貴社にて試験を実施いただくことは可能でしょうか。

A.条件によっては可能です。詳細はお問い合わせください。

Q.データはどのような形式でいただけますか?

A.CSVファイル、波形画像データでの提出が可能です。

評価業務にお困り事はございませんか?

JTLはお客様の頼れるパートナーとして、
シチュエーションに応じた迅速丁寧な対応を心がけております。
どんな些細なことでも構いませんので、
まずは下記のメールフォームよりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら