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2024.10.25
技術ブログ
3Dスキャンの利用方法の一つに、カラー情報を持つ3Dデータの作成(以下「カラーメッシュ生成」という)
があります。
今回は、W120×L65×L60mmのレゴブロックを用いて、
カラーメッシュ生成によるデータ品質の確認を行いましたので、その評価概要についてご紹介します。
ハンディスキャナのGO!SCAN SPARKには3Dスキャン時にテクスチャを取得する機能が搭載されており、
デフォルトの機能でカラーメッシュ生成が可能です。
しかし、データの解像度が最大0.2mm(実際は0.5mm以上での使用がほとんど)のため、
対象物が小さい時にスキャンデータが粗くデータ品質が低下してしまう場合があります。
そのため、「スキャンデータを高品質に保った上でカラーメッシュ生成を行いたい」といった場合に、
実はATOSシリーズにも写真測量システムTRITOPを併用することで類似の機能が存在します。
GO!SCANSPARKで生成したデータはデータ密度の粗さが目立ちますが、
テクスチャの品質は実物に近しいデータ生成ができました。
一方、ATOSのスキャンデータは高密度で高品質ですが、
テクスチャの品質は実物に比べ少しぼやけた印象で課題が残りました。
スキャンデータにテクスチャを貼り付ける機能を持ったソフトは、
他にも存在するため、より高品質なデータ生成ができる手法開拓を今後の課題としたいと思います。
ハンディスキャナではデータ密度が不十分なケースや、
データ処理の容量に制約があるため、小さい部品のカラースキャンには不向きな場合がみられます。
JTLでは対象物の要求データ品質に対し、スキャンに用いる設備や使用ソフトの複数併用にて、
最適な3Dデータ化サービスをご提案します。
JTLでは様々なご要望にお応えできるよう、多くの種類の接触式測定機・非接触式測定機・X線CT装置を保有しています。
お困りの際はお気軽にご相談下さい。
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光学式3Dスキャナ(ATOS)測定 ハンディ3Dスキャナ測定
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