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2023.06.19
技術ブログ
この度、最新のハンディタイプの3Dスキャナを導入しました。
ハンディ3Dスキャナ(カールツァイス製:ZEISS T-SCAN HAWK 2)
特徴は、ハンディタイプでありながら一般的な部品群(~300mmサイズ)において得られる
メッシュデータの信頼性として0.02mmの誤差という
非常に高精度な3Dスキャンが可能になった点です。
※精度の解釈は簡便化しています
この精度は、従来の卓上タイプやスタンドに取りつけるタイプの3Dスキャナに近い精度となり、
取り回しの良さを生かしたまま高品質なスキャンが可能となりました。
特に大きなサンプルに対して、1mあたり0.015mm以内の精度劣化となり、
中大型サンプル(1m~)に関しては大きな測定品質向上となります。
またBLUEのレーザー光を採用することで光沢物に対して従来よりも対応力が向上しました。
2mの長尺サンプルを三次元測定機の測定結果と比較して精度確認をしました。
差は0.011mmと非常に高い測定精度であることが期待できます。
光沢物サンプルをアンチグレアスプレーの塗布をせずにスキャンを行いました。
結果下図のようにノイズもなくきれいなメッシュデータを得ることができました。
高精度であることに加え、点群のピッチ(スキャンピッチ)≒解像度も従来機種に比べかなり向上しています。
これは微小形状の再現性に影響するパラメータです。
ZEISS T-SCAN HAWK 2は、従来機のGO!SCAN SPARKに比べ文字が読めるほど詳細にスキャンができています。
また、便利な機能として局所的に高解像度にスキャンするモードも搭載し、
サンプルの部位ごとに最適な解像度を混在させてスキャンをすることができるようになりました。
今後もT-SCAN HAWK 2の機能や事例などを紹介していきます。
弊社では様々なご要望にお応えできるよう、
多くの種類の接触式測定機・非接触式測定機・X線CT装置を保有しております。
お困りの際はお気軽にご相談ください。
設備詳細ページ
ハンディ3Dスキャナ
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3DCAD、リバースエンジニアリング、3Dスキャナ、3Dスキャン、出張、現地、現場、大型
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