受託分析

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その他による受託サービス

リチウムイオン電池電解液抽出および引火点測定

消防法令基準に定められた引火点測定(消防法判定)が実施可能です。

概要

蓄電池や組電池など、保管/設置する際に消防署へ届け出を出す必要があります。
ただ購入品バッテリー等は、情報がないことが多く、実際のモジュール、セルを解体し含有している電解液の引火点を測定する必要がある場合がございます。

JTLでは電極に含浸した電解液及び遊離電解液を抽出し、協力会社と引火点調査を行っております。

また、合わせてモジュール/セルの解体作業、電解液量調査、電解液成分分析、セル内部の発生ガス分析も実施しております。
消防署へ提出するデータ取得が必要の場合は、ご相談下さい。

▼調査イメージ

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技術事例

【引火点測定】タグ密閉法、セタ密閉法

サンプル状態:電解液(液状)、電極に含浸された電解液(固体)
アウトプット:動粘度、消防法判定、第四類 第一石油類(水溶性液体)判定
※消防法危険物確認試験実施マニュアルに準ずる
※協力会社対応

【電解液組成調査】GC-MS分析(ガスクロマトグラフ質量析)

リチウムイオン電池において電解液は複数の溶媒と電解質、微量添加剤から構成されており充放電により成分の変性や副生成物の発生が起きる場合があります。主成分の組成変化をGC-MS分析を使用して調査することが可能です。

◇主成分 DMC(ジメチルカーボネート)/EMC(エチルメチルカーボネート)
DEC(ジエチルカーボネート)/EC(エチレンカーボネート)
LiPF6(六フッ化リン酸リチウム)※イオンクロ分析

GC-MS分析
Agilent 7890B 5977B GC/MSD(Agilent Technologies製)
前処理ユニット:加熱脱着システム
検出器:シングル四重極質量分析計
 

設備ラインナップ

  • Agilent Technologies製

    Agilent 7890B 5977B GC/MSD

    ●検出器:シングル四重極質量分析計
    ●温度範囲:~450℃
    ●質量範囲:m/z1.6~800
    ●イオン化法:EI
    ●前処理ユニット:加熱脱着システム
    ●所有事業所:本社

  • 島津製作所製

    GCMS-TQ8030

    ●検出器:トリプル四重極型質量分析計
    ●温度範囲:~350℃
    ●質量範囲:m/z1.5~1090
    ●イオン化法:EI
    ●所有事業所:本社

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