受託試験
治具作製から前段取り、規格･特殊試験にわたり、R＆Dに関わる信頼性評価をワンストップで対応します。
受託試験
治具作製から前段取り、規格･特殊試験にわたり、R＆Dに関わる信頼性評価をワンストップで対応します。
引張試験や圧縮試験、曲げ試験、せん断試験の委託先にお困りではありませんか？
JTLは総合受託会社として、引張圧縮試験機を複数台保有し、引張試験や圧縮試験、曲げ試験、せん断試験等による機械的性質を評価します。
機械的性質とは、引張りや圧縮、せん断などの外力に対する耐久性などを決定する材料固有の性質の総称であり、材料の加工の容易さ、加工後の製品の耐久性などを評価するための重要な指標です。ISOやJIS等の規格に準拠した試験の対応はもちろん、規格外の試験方法・試験片形状であっても、その内容に応じた治具作製や試験片加工を行うことにより柔軟な対応が可能です。
愛知県名古屋市・神奈川県海老名市の2拠点に複数台保有しているため、試験実施までをスムーズにご案内できます。ご希望があれば立会い試験も可能です。
外部委託先・試験場をお探しの方は是非ご依頼ください。
最大荷重は300kN（約30t）まで、ロードセルは1kN～300kN（値は1/1000）を取り揃えていますので、低荷重の試料から高荷重の試料まで幅広い試験を行うことが可能です。
恒温槽と大気炉を組み合わせることで、常温のみならず低温から高温まで（-150℃～1,100℃）の温度環境下での引張試験の対応が可能です。試験サンプルや治具に熱電対を貼り付けて、温度状態をモニター・記録してながらの試験も可能です。
・高温用大気炉 300℃～1,100℃
・高温・低温用恒温槽 -150℃～320℃
材質は金属・プラスチック・ゴム・セラミック・FRP・CFRPなど、形状は板・丸棒・フィルム・線など、多種多様な試験片にて試験可能です。材料もしくは製品・部品を支給いただければ、成型・加工により試験片を作製します。
試験片の形状・サイズや試験の方法・条件が規格外であっても、治具の設計・製作や試験片の加工などにより、試験実施に向けた柔軟な対応をさせていただきます。製品に歪ゲージを貼り（最大50chまで）、引張及び圧縮試験を行う製品評価も可能です。
伸びの測定は機械ストロークの他に歪みゲージとビデオ伸び計を併用することが可能なため、引張り強さ・降伏点・耐力・破断伸び・ヤング率・ポアソン比など様々な機械特性項目のアウトプットが可能です。
〈規格試験 例〉
JIS Z 2241（金属材料引張試験方法）
製品・部品形状そのままでの試験、もしくは一部を切り出しての試験など、製品の使用状況に即した試験を実施します。
〈試験事例〉
・空き缶の圧縮試験
・リード線と端子の加締め部の引き抜き試験
・樹脂の溶着部の剥離強度試験
・布の裁製部の引き裂き強度試験
・アルミダイカスト品から切り出した試験片の引張強度試験
・樹脂成型品から切り出した試験片の引張強度試験
曲げ試験では、サンプルの曲げ強さ、曲げひずみ、曲げ弾性率などを測定することが可能です。
恒温槽を備えており、−60～＋250℃までの温度範囲でサンプルの温度依存性データを取得できます。
〈試験例事例〉
試験片形状： JIS K7171 80×10×t4mm
参考規格：JIS K7171 「プラスチック-曲げ特性の求め方」
その他規格例：JIS K7161-1「プラスチック－引張特性の求め方－第１部：通則」
JIS K7161-2「プラスチック－引張特性の求め方－第２部：型成形、押出成形及び注型プラスチックの試験条件」
【PDF】樹脂曲げ試験に関する詳細はこちら
恒温槽や大気炉を備えており、1,100℃ までの温度制御が可能です。
〈試験事例〉
サンプルを電気炉内で引張り、差動トランス伸び計を用いて伸びを測定する
試験温度：600～1,000℃
試験片形状：JIS G 0567 つば付き試験片
【PDF】高温引張試験に関する詳細はこちら
材料の引張・圧縮・せん断・疲労などの機械的性質を評価するために用いられる試験片を素材、製品から加工することが可能です。
また、JIS や ASTM 等の規定に基づく試験片加工はもちろんのこと、お客様のニーズ、仕様に応じた試験片を設計します。
〈板状試験片〉
金属：JIS Z 2241 : 14B号、1A号、1B号、5号、13A号、13B号、JIS G 0567 穴付き試験片
樹脂：JIS K 7139、JIS K 7161、ASTM D 638、JIS K 7127
〈棒状試験片〉
JIS Z 2241 : 2号、14A号、4号、10号、8A号、8B号、8C号、8D号、14B号、12A号、12B号、12C号
JIS G 0567 つば付き試験片
【PDF】各種試験片加工および引張試験に関する詳細はこちら
| 型番 | 主な仕様 | 所有事業所 | |||
| メーカー | クロスヘッド速度範囲 | クロスヘッド ～テーブル間隔 |
有効 試験幅 |
伸び計 | |
| オートグラフ AG-100kNX 島津製作所製 |
0.0005～1,000mm/min | 1,480mm | 595mm | 最大：φ20 最大：W25×t16 測定範囲：5、2.5、1、0.5mm |
名古屋 神奈川 |
| オートグラフ AG-300kNX 島津製作所製 |
0.0005～500mm/min | 1,680mm | 595mm | 最大：φ20 最大：W25×t16 測定範囲：5、2.5、1、0.5mm |
神奈川 |
| オートグラフ AG-10kNX plus 島津製作所製 |
0.0005～1,500mm/min | 1,810mm | 420mm | - | 名古屋 |
| 5582型万能 材料試験機 インストロン製 |
0.001～500mm/min | 1,300mm | 575mm | 最大φ20 最大W25×t15 測定範囲：25～-2.5mm |
名古屋 |
島津製作所製
●クロスヘッド速度範囲：0.0005～1,000mm/min
●クロスヘッド～テーブル間隔：1,480mm
●有効試験幅：595mm
●伸び計：最大φ20
最大W25mm×t16mm
測定範囲 5、2.5、1、0.5mm
●所有台数：2台
●所有事業所：名古屋事業所、神奈川事業所
高温大気炉
●温度範囲：300～1,100℃
●槽内サイズ：φ75mm×L400mm
●所有事業所：名古屋事業所
●温度範囲：300～1,100℃
●槽内サイズ：φ75mm×L300mm
●所有事業所：神奈川事業所
環境槽
●温度範囲：-150～320℃（-は液体窒素使用）
●槽内サイズ：W382×H725×D382mm
●所有事業所：名古屋事業所
●温度範囲：-60～300℃
●槽内サイズ：W300×H720×D300mm
●所有事業所：神奈川事業所
ビデオ式非接触伸び幅計
●型式：TRviewX500D
●測定範囲：500mmまで
●所有事業所：名古屋事業所
●型式：TRviewX800D
●測定範囲：800mmまで
●所有事業所：神奈川事業所
ロードセルキット
●300kN JIS1級 1/1,000
●100kN JIS1級 1/1,000
●20kN JIS1級 1/1,000
●10kN JIS1級 1/1,000
●所有事業所：名古屋事業所、神奈川事業所
島津製作所製
●クロスヘッド速度範囲：0.0005～500mm/min
●クロスヘッド～テーブル間隔：1,680mm
●有効試験幅：595mm
●伸び計：最大φ20
最大W25mm×t16mm
測定範囲 5、2.5、1、0.5mm
●所有台数：1台
●所有事業所：神奈川事業所
島津製作所製
●クロスヘッド速度範囲：0.0005～1,500mm/min
●クロスヘッド～テーブル間隔：1,810mm
●有効試験幅：420mm
●所有事業所：名古屋事業所
インストロン製
●クロスヘッド速度範囲：0.001～500mm/min
●クロスヘッド～テーブル間隔：1,300mm
●有効試験幅：575mm
●伸び計：最大φ20
最大W25mm×t15mm
測定範囲 25～-2.5mm
●所有事業所：名古屋事業所
高温大気炉
●温度範囲：～1,000℃
●槽内サイズ：φ90mm×Ｌ303mm
環境槽
●温度範囲：-150～600℃（-は液体窒素使用）
●槽内サイズ：W400×H560×D400mm
ビデオ式非接触伸び幅計
●型式：AVE
●測定範囲：500mmまで
ロードセルキット
100kN ASTM E4-13 1/400
10kN ASTM E4-13 1/400
1kN ASTM E4-13 1/400
100N ASTM E4-13 1/400
Q.データはどのような形式でいただけますか？
A.基本は弊社フォーマットにて報告書を作成しますが、ご希望があれば貴社フォーマットでのデータの提出も可能です。また写真の元データもJPEG・BMP・TIFFの形式で提出可能です。
Q.利用可能なチャックのサイズを教えてください。
A.【板形状】～21mm（チャック部の幅40mm×長さ50mm）
【丸棒形状】φ1mm～φ26mm（チャック部の長さ最大50mm）
Q.伸び計について詳しく教えてください。
A.【ビデオ伸び計】非接触で2点間のマーキングを追いかけ、破断するまでの伸びを記録します。
【歪ゲージ】接触式（接着剤で貼付け）で微細な歪みを正確に記録することができます。※歪み5％程度まで
どちらの方法でもヤング率・ポアソン比の測定は可能ですが、600℃を越える環境下での伸びの測定は接触式の伸び計を使用します。
評価業務にお困り事はございませんか？
JTLはお客様の頼れるパートナーとして、
シチュエーションに応じた迅速丁寧な対応を心がけております。
どんな些細なことでも構いませんので、
まずは下記のメールフォームよりお気軽にお問い合わせください。
