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3Dスキャン技術で広がる品質管理の新たな選択肢と業務改革

2026.04.13

技術ブログ

非接触3Dスキャンによる次世代品質保証 ― 現場での活用法とメリット

製造業における品質保証の重要性は年々高まっており、高精度かつ効率的な検査手法が求められています。

近年関心の高まる非接触の3Dスキャン測定技術について、現場での活用例やメリットについてご紹介します。

従来の品質検査から3Dスキャンへの転換

従来の品質検査では、三次元測定機(CMM)やスモールツールなどによる点での寸法測定が主流でした。

そこで、数十万点もの測定データを一度に取得できる3Dスキャン技術が注目されています。

3Dスキャンによる品質保証の具体的なメリット

(1) 効率化
部品全体をスキャンすることで、膨大な形状・寸法データを効率良く収集。

(2) データの可視化・比較
取得した3D形状データは、設計値とのカラーマップ比較が容易。
外観の差異や寸法誤差を一目で確認でき、原因追究やフィードバックが迅速化します。

(3) 部品形状のデータ化
数値データとして保存できるため、後追い検証や品質記録のトータル管理が可能です。
製品出荷後のクレーム対応や追跡調査にも有効活用できます。

接触式三次元測定機と非接触式測定の比較

「CMMは接触式で点測定」するのに比べ「3Dスキャンは非接触で全体測定」で見ることができます。

3d-scanning-business-transformation.png

項目 CMM(三次元測定機) 3Dスキャナ
測定方法 接触式(プローブが直接触れて測定) 非接触式(光やレーザーなどで測定)
得意分野 高精度な寸法測定、幾何公差の評価 形状全体の取得、曲面のスキャン
測定時間 時間がかかる(ポイントごとに測定) 短時間で全体形状を取得可能
精度 μmオーダー 数十μm
測定データ 測定点(数十~数百点) 点群データ(数十万~数百万点)
操作性 治具や段取りが必要 ハンディタイプもあり、現場での使用が容易
主な用途 精密部品の寸法測定 形状デジタルアーカイブ、リバースエンジニアリング

押さえておきたい事項と効果的な運用のヒント

一方で、3Dスキャンも万能ではありません。測定環境(照明・温度)、
ワーク表面の反射や透過率によってデータ精度が左右される場合があります。

3Dスキャン技術には、作業者の専門的な知識や経験、データ解析・検証のスキル、現場での判断力が求められます。

これらのプロセスは時間や工数がかかるため、JTLにご依頼いただければ、工数の削減にもつながり、現場の負担を軽減できます。

今回のポイント

3Dスキャン技術の進化により、品質保証のあり方も大きく変わりつつあります。

複雑な形状の部品が増えている現在、「検査工程の人員削減」や「データ活用型の品質管理」
に取り組まれている現場には、非接触測定がおすすめです。

JTLでは、非接触3Dスキャンをはじめ、接触式・非接触式の各種測定機など、
多様なご要望にお応えできる設備を取り揃えております。

品質保証体制の見直しや測定に関してお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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設備詳細ページ
光学式3Dスキャナ(ATOS)測定 ハンディ3Dスキャナ測定


キーワード
3Dスキャン、非接触測定、品質保証、次世代品質保証、効率化、データ活用型、X線CT装置

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