News
News
2026.01.09
技術ブログ
JTLでは通常の歯車精度評価に加え、ベンチマーク品などの未知形状の歯車に対して諸元を推定するサービスも実施しています。
使用する設備は名古屋事業所で保有する高精度の三次元測定機です。
ロータリーテーブルも付属しているため平歯車だけでなくヘリカルギア、内歯車など幅広く対応が可能です。
ギア/歯車測定の詳細はこちら
▼主な諸元推定項目
・歯数
・モジュール
・転移係数
・圧力角
・ねじれ角
・歯先円直径/歯底円直径
・歯厚/歯溝の幅
JTLでは高精度の三次元測定機とギア評価ソフトを用いて諸元推定を行います。
以下に諸元推定の流れをご紹介します。
① 歯数とおおよそのねじれ角を調べる
② 三次元測定機にて歯先円直径と歯底円直径を求める

③ ②よりモジュールを仮定する
④ ①~③の仮諸元をギア評価ソフトに入力し、歯車のモデルを作成する

⑤ 作成したモデルに対して精度評価を行う
⑥ 測定結果から誤差方向を読み取り、諸元を調整して再度精度評価を行う
⑦ 実形状との誤差が許容値に収まるまで繰り返す
【調整の様子】
下記の図1~3はそれぞれ1回目測定、2回目測定、最終のグラフィックです。
1回目測定では、歯形形状、歯すじ形状ともに傾きがあり、作成したモデルとの誤差が大きい状態です。
また、実形状の歯幅と作成したモデルの歯幅の誤差も大きいです。

2回目測定では1回目測定時より改善されたものの歯形形状、歯すじ形状ともにまだ傾きの誤差がある状態です。
実形状の歯幅と作成したモデルの歯幅の差もやや大きいです。

最終では歯形形状、歯すじ形状が理想のラインに存在し、作成したモデルとの誤差がほとんどない状態です。
実形状の歯幅と作成したモデルの歯幅の誤差もほとんどありません。

図3のように歯車の実形状と作成したモデルとの誤差を最小まで追い込んで諸元推定は完了です。
以下の表は先ほど諸元推定の流れでご紹介した図1~3の測定時の
それぞれの諸元と諸元推定に使用したギアの規格値を示しています。

表が示すように最終の諸元が規格値とほぼ一致していることが分かります。
このようにJTLの諸元推定では、本来の諸元と近似した結果の報告が可能です。
上記の諸元に加えて、その際のグラフィックも提出可能なので、
お客様の方で実在しうる諸元を最終推定される際にお役立ていただけます。
ベンチマーク品などの諸元推定や歯車測定でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
キーワード
諸元、諸元測定、諸元推定、歯車、ギヤ、ギア、ロータリー
評価業務にお困り事はございませんか?
JTLはお客様の頼れるパートナーとして、
シチュエーションに応じた迅速丁寧な対応を心がけております。
どんな些細なことでも構いませんので、
まずは下記のメールフォームよりお気軽にお問い合わせください。